「みみ」の治療

- 症状
- 耳が痛い、耳がかゆい、耳だれがでる、聞こえが悪い、耳鳴り、耳の前に孔がある、顔がゆがんでいる
「みみ」の主な病気
外耳炎
耳の触りすぎで炎症を起こします。
中耳炎(急性、滲出性)
鼓膜の奥の中耳という空間に炎症を起こしたり、滲出液がたまります。抗菌薬の投与、鼓膜切開が必要になることがあります。
突発性難聴
急に聞こえが悪くなります。早急の治療が必要になります。
先天性耳瘻孔
先天的に耳の前に小さな孔があります。化膿することがあります。
顔面神経麻痺
原因不明、帯状疱疹が原因で起こります。ステロイドの投与、顔面マッサージを行います。
「はな」の治療

- 症状
- 鼻水、鼻がつまる、くしゃみ、においがしない、鼻血
「はな」の主な病気
アレルギー性鼻炎
通年性と季節性があります。治療は抗原の除去と回避、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法があります。患者さまに合った治療を提供します。
慢性副鼻腔炎
2~3か月の内服加療が必要です。改善されない時は手術加療が必要になることがあります。
鼻出血
高血圧、抗凝固薬(血をサラサラにする作用)を飲んでいる方に見られます。基本的治療は圧迫止血です。
「のど」の治療

- 症状
- のどが痛い、いびき・無呼吸、のどがつまる、咳・痰がでる、声がかすれる、飲み込みが悪い
「のど」の主な病気
急性扁桃炎
症状が強い時は抗菌薬の点滴が必要になります。
慢性扁桃炎
咽頭痛を繰り返す場合は、両口蓋扁桃摘出術が必要になります。
扁桃肥大、アデノイド増殖症
両口蓋扁桃摘出、アデノイド切除術が必要になります。
声帯ポリープ、声帯腫瘍
声の使い過ぎ、喫煙が原因になります。
咽頭異物
魚骨がひっかかっていることが多いです。ファイバー下で摘出します。
「くび」の治療

- 症状
- くびが痛い、くびが腫れている、くびにしこりがある
「くび」の主な病気
頸部リンパ節炎、頸部膿瘍
抗菌薬の投与が必要です。高次医療施設の紹介が必要になることがあります。
甲状腺腫瘍、耳下腺腫瘍
触診である程度診断をつけることができます。手術が必要な場合は高次医療施設の紹介となります。
顎下腺唾石
口腔内から唾石を摘出します。
「めまい」の治療

- 症状
- ぐるぐる目がまわる、フワフワふらつく、向きをかえると一瞬ふらっとする
「めまい」の主な病気
良性発作性頭位めまい症、メニエール病
基本的な治療は安静になります。数日間の点滴を行ったり、内服を行います。鑑別として中枢性のめまいに注意が必要です。
「アレルギー」の治療
舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)
舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)は、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、根本的な体質改善が期待できる治療法です。
※ただし、原因となるアレルゲンを確定する確定診断が重要です。
- 症状
- スギ花粉症、ダニアレルギー性鼻炎でお困りの方
治療について

- アレルゲンを投与することから局所や全身の反応がおこるおそれがあり、まれに重篤な症状が発現する恐れがあります。
- 治療期間は3年~5年かかります。正しく治療が行われると、初めてのスギ花粉飛散シーズンから症状を和らげることが期待されます。年単位で継続することで体質改善が期待できると考えられています。
「いびき、睡眠時無呼吸症候群」の治療
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠の質が低下するため、高血圧症や狭心症・心筋梗塞といった循環器の病気など、合併症を引き起こす可能性があります。また日中の眠気により、勉強や仕事に支障をきたしたり社会生活に悪影響を引き起こします。
- 症状
- 大きないびきをかく、日中いつも眠い、夜間の呼吸停止、起床時の頭痛やだるさ
睡眠時無呼吸症候群検査について
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自宅でセンサを取り付け寝ます。
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必要に応じて精密検査を行います。
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睡眠時無呼吸症候群と診断された場合はCPAP治療を行います。
治療について
睡眠時にCPAP装置からエアチューブを伝い鼻に装着したマスクから気道へ空気を送ります。
※CPAP療法には月に1度の外来受診が必要です。